読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

下手クソラッパーの遠吠え

ダメだぁもう。劣等感で死ぬ。

 

僕ね、こんな陰キャラ丸出しな見た目と声ですけどいっちょ前にラップなんてやってるんですよ。音源もプリプリと作ってるんですけどもうダメね。全く公開する気にならない。

HIPHOPってやらない人の中で偏見が有りすぎるジャンルだと思うの。HIPHOPをやらない人に「HIPHOPってどういう音楽かわかる?」って聞いたら「とりあえず、チェケラとかYOとか言うんでしょ?笑」ぐらいのリアクションが必ず返ってくる。恐らく「ピューッと吹く!ジャガー」の浜渡浩満が原因の一つとして考えられる。殺す。

 

 

f:id:tfwfwfw:20170508194124j:plain

ハマーは全然HIPHOPじゃねぇもん。ノリは完全にV系だもん。

 

少し知ってる人だったら「韻を踏んだらいいんでしょ?」という返事が返ってくる。だけど実際にやっているとそんなことはなくって、韻を全く踏まない人もいるし思いの外HIPHOPってジャンルは自由なんだよね。

「じゃあHIPHOPって何よ?」って聞かれたらすっげぇ返答に困る。ラップ・ミュージックともまた違うし元々「ディスコ行く金無ぇから公園でパーティーしようぜ!」という貧困層が作り上げた音楽ジャンルだけど90年代になってからみんな割りとお金持ってるから意味が時代の流れに沿って変わってきてるし。だからネットで検索して引っかかるものが正解とも限らないので実際にイベントに行ってみるといいよ。本物を聞いたら「あぁこれがHIPHOPかぁ」ってわかるから。

 

だけど日頃ロックンロールを聞き続けてる人たちって既に耳が「ロックンロールの耳」になってるから最初にHIPHOPを聴かせても「なんじゃあこりゃあ?」って思うらしいのね。その、HIPHOPを聞いて受け入れられないっていうのは70年代のニューヨークにもあったけど歴史は繰り返すみたい。だから僕が「ラップ出来たよ!」ってTwitterで公開しても爪弾きにされるのが目に見えてるのね。だけどHIPHOPに詳しい人が僕のラップを聞いても「下手クソ」とツバを吐く。もう敵しかいねぇ。

 

ネタに走ったラップでウケを狙いに行くという安牌もあるけどHIPHOPをカッコいいと思ってやってるからカッコいいラップがやりたい。だけど下手くそだからラップ音源なんてアップロードしようものならインターネットという海に黒歴史ボトルメールを流すことになってしまう。みんなそれを乗り越えて上手くなってるって言うけど、ネットに上がってる音源ってどれもこれもカッコいいんですけど。お前ら絶対黒歴史とか見せてねぇだろ。どのタイミングで音源って残せばいいんだよ。そんなことを考えて僕は今日も部屋でラップを練習し、録音して消してる。凄く無意味な時間。死にてぇ……!

チャリの鍵を破壊しました

一年の歳月を経てもなお施錠に必要な鍵が見つからなかった為、自転車のロック部分を破壊することにした。一年以内に出てくればもう少し穏やかに事を済ませたかったが致し方ない。

手加減することなく、ロック部分を近くにあった大きめな石で何度も殴った。少しでも歪んだりすれば金属疲労を起こして自力で破壊できるだろうと踏んだからである。

僕は狂ったように自転車のロック部分を殴り続けた。通り過ぎる小学生や老婆が物凄く心配そうな顔で僕を見ているが、気にも留めず殴る。ただ一心不乱にロック部分を殴る。通りすがりのサラリーマンが一度足を止めて僕を見たが、僕がサラリーマンに一瞥すると「いや僕は無関係なので関わらないで下さい」とでも言わんばかりに足早に走り去った。自分の自転車の鍵を壊すだけで僕は街に現れた怪物のような目で見られると思わなかった。世知辛すぎる。

 

「フゥ……フゥ……」と息を荒くしながら一時間近く殴り続けた。カァン、カァンと金属音が住宅街に響き渡り、次第に近くにいた鳥が殴るたびに「チュン」と声をあげるようになった。恐らく殴る音が仲間の鳴き声に聞こえたのだと思う。カァン「チュン」カァン「チュン」「フゥ……フゥ……」なにしてんだろう、俺。だんだんと虚しくなってきた。ロック部分は表面の塗装が剥がれるのみで全く施錠される気配も破壊される気配もない。もうこれ駄目だと鍵屋の電話番号をスマホで検索して電話してみた。が、値段がなんと15000~25000円との事。アホか。それなら新しい自転車買うわと別の鍵屋に電話してみたら6000円で良いとのこと。なんでぇ?

 

鍵屋は10分足らずで到着し、手際よく平べったいドライバーのようなものを取り出して鍵穴に突っ込んだ。「これ、鍵あけるときどっち向きに回してました?」「時計回りっす」カチャン。「はい、開きましたよ。いま領収書を持ってきますね」早い。プロだから当たり前なのかもしれないけど感動した。僕が石で1時間近く殴り苦戦していたあのロック部分がいとも容易く簡単に開いてしまった。

 

料金を支払い、破壊しようとしたロック部分を自転車から取り外すことにした。ドライバーでネジを外し、固定されていた金具を力ずくで曲げることが出来たため、ロック部分を外すことはさほど難しくはなかった。僕はこんなものに今日という日の1時間を使ってしまったのかと悔しい気持ちになった。ロック部分を思いっきり地面に叩きつける。カァン「チュン」。