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サッポロサイファーに参加してきましたレポ

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というわけでサッポロサイファーに参加してきましたよ。

(T-Crazyさん写真提供ありがとうございます)

 

サッポロサイファーとは札幌に住む(もしくは来られる)ラッパー達が集まってサイファーをしたりMCバトルをしたりと楽しい時間を過ごしちゃおうじゃないというQuarkさんが主催の素晴らしい企画です。

 

っていうかそもそもこのブログを見ている方にサイファーやMCバトルとは何か?を説明しましょう。

 

MCバトルとは、ビートを小節ごとに交互で回しながら相手をラップでディスって戦うというものです。ラップの上手さで魅せる人もいるし、キャラ魅せる人もいるし、とにかく観客や場を沸かせた人が勝利となります。

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8Mileでやってたアレです。見たことない人は人生の8割を損しているので絶対に観ましょうね。

 

そしてサイファーとはラッパーたちがフリースタイルの腕を磨くために行うものです。公園や広場などでラッパーたちが集まり、ラジカセやスマートフォンでビートを流して飛び入り参加も歓迎しながらフリースタイルでその時々の感情をラップするというもの。みんな輪になって即興ラップをするのです。

 

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※画像はイメージです。

 

この2つを行うイベントに参加した僕はもう疲れ切ってボロボロでございます。とても楽しくて充実した時間でしたし、自分のスキルの無さが本当にわかって悔しい時間でもありました。僕以外の参加者は本当に若い子が多く、ほとんどが高校生の中で一人だけ25歳のアラサーがいるという異風景にも関わらず、みんなフレンドリーに受け入れてくれて嬉しかったです。

 

MCバトルはタッグ戦でした、2on2で行われました(2:2で戦うチーム戦。テニスで言うダブルスのようなものです)つるさんという方と組み、とにかく気持ちだけは負けないように突っ走ったら奇跡的にも決勝まで進むことが出来、その後にdoggydoggさんとowlさんのペアにボコボコにされて負けてしまいました。いや本当に強かった。場馴れしてる感がハンパなくてこっちのフルスイングが全部かわされて、返しが的確で怖かった。お二方も来週のフリースタイルマンションに出るようなので、僕もそれまでにスキルアップをしようと思います。いやでも自分の悪いところがわかってよかった。本当によかった。

 

正直決勝まで行ったのは自分の実力とは不釣り合いな結果だと思っているので、多くの方々とバトル出来たことが何よりも嬉しいです。何よりもつるさんとタッグを組めたのも本当にデカかったです。戦いの中でつるさんがグングンと頭角を表していく様はさながら少年ジャンプのようで感動すら覚えました。僕も負けてられませんな。次のフリースタイルマンションは自分の弱点を見つめ直して、精進しようと思います。

 

やっぱりラップって楽しいね!やっぱりyoutubeで見る動画よりも実際にラップを聞いたりするほうが身に沁みて楽しめる!みんなも来れるならサッポロサイファーに参加したり、フリースタイルマンションにエントリーしよう!楽しいよ!

 

今日はちょっと全力でやりすぎて疲れたので、今日はこの辺で。明日から修行するぞ!

広告業界にいる方々、目指す方々へ

コラム

 ワタクシ、上司に仕事を辞める旨を伝えてまいりました。摩擦で火がつくほどに引き止められましたが、それでも意思は変わらないことを伝えると納得していただき、無事に職を辞す方向へと事が進み始めました。

 

 「そういう事で辞める人は他でも同じ理由で辞めたくなるよ」

 「僕も若いときはもっともっと苦労したからなあ」

 「今辞めるのは勿体無いと思わない?」

 

 かなり内容が詰まった会話でしたが、そのような事も言われました。一理あると思います。上司の経験則上、嘘ではないのだと思います。苦労もされたでしょうし、今僕が勤めている会社は大手企業である事には変わりないから、勿体無いことでもあるのかもしれません。

 しかしながら多くの人が「じゃあ電通に就職したい?」と聞かれたら首を傾げるところでしょう。つい最近若い女性が過労死するという痛ましいニュースが世間を騒がせた現状で、より世間一般は「労働時間」「過労」「残業」などといった言葉に敏感になっていることと思います。

 

 退職を決意してほんの少しだけ仕事と距離を空けて俯瞰的に思ったことは、広告業界という世界の価値観の異常性についてです。

 ハッキリ言ってこの業界は異常です。よほどの意地か情熱を持ち合わせていないと普通の人間は耐えられない世界だと思います。広告など(媒体にもよりますが)薄利多売も良いところで給料に見合った仕事など約束されないのが常なのです。

 

 僕はこの業界に5〜6年いる計算になりますがその内の3年間、僕は営業マンでした。客に対して土下座したこともありますし、そのうえで頭を踏まれたこともあります。多くの屈辱を味わいながらも社会の縮図の片鱗を身を以て学んだ時間だったと思います。クライアントの下に営業がいて、営業の下にクリエイティブスタッフがいて、クリエイティブスタッフの下に外注がいるという明確なヒエラルキーです。当然ながら広告代理店が売り物にしているものは広告です。それを制作するという根幹に近い部分に近づけば近づくほどピラミッドの下層に向かっているという異常性が当たり前にされている状態です。変ですよね。

 本来あるべき理想形はギブアンドテイクが明確である対等な関係です。クライアントは金を払う。営業は誠意を払う。クリエイティブスタッフと外注は商品を作る。その交換が一定のサークル内で行われ配慮しあうのが理想です。しかしその中に誰かのエゴイズムが介入した瞬間に歪みが生じるのです。必要以上に安く買いたいクライアント。ストレスを隠せず態度に出す営業。時間の無さやストレスによりクオリティを落とすクリエイティブスタッフと外注。このままでは不満は膨らみ、秩序が乱れてしまいます。しかしながらBtoBの関係や組織を保つために形だけは仕事として回らないといけないから、膨れ上がった様々なエゴイズムを暗黙のヒエラルキーで枠に嵌めて無理やりに業務を進行しているような気がしてならないのです。それが多くの広告代理店の現状だと思います。

 

 何より多くの広告代理店関係者が憂いているのは労働時間。10時間以上の労働は当然で、終電で帰ることが多い業種です。労基法を守るべきだなんて月並み当たり前な事は今更口にしたくはありませんが、これにも理由があると思います。

 あくまで上記の上下関係のくだりは一例ですが、これに限らず広告代理店の人間は多くの人が何らかの不満を抱いていると思います。社会人ならば必ず通る通過儀礼のようなストレスというよりも、モラルや常識に沿った不満が多い印象です。その不満こそが仕事のパフォーマンスを著しく悪くし、業務の停滞を招いているとも考えられますがそもそも広告代理店の在り方が異常なのです。

 あの天下の電通でさえ社員が朝までの労働を強いられているような現状です。もちろん企業とは競争するものですから現状に甘んじることなどあるはずがありませんが、それにしても繰り返しますが広告業界の労働時間は異常です。原因は明確で広告から得る費用対効果と各企業が目標に掲げている目標金額がそれぞれの社員のスキルに見合っていないからに他ならないと僕は信じて疑いません。

 

 こればっかりは主観と偏見ですが、営業マンの7割は無能の思考です。その特徴としては「安ければクライアントはやってくれる」と思っているのです。そういう営業マンは上司から「数字取ってこい」と圧をかけられればかけられるほど安い値段で多くの仕事を持ってこようとします。しかしそうしてしまうと値段は安いけど仕事が多い、薄利多売というケースが出来上がってしまうわけです。

 ハッキリ言ってこれは間違いです。僕の営業としてある程度の成績を残した経験と、有能かつ尊敬に値する先輩営業マンから学んだ事を以てして言わせてもらえれば「高くてもやりたいと思えばやる」が正解です。例を上げるのであれば無能営業マンは「このボールペンは10本で100円です。つまり1本で10円です。文具店の1割程度の価格で買えます」と言って物を売っているのです。ハッキリ言ってこんなこと営業のプロとしてやる仕事ではありません。バカでも出来ます。

 それを1000円で売るのであれば「こちらのボールペンは人体の構造を理解したグリップで作られているので10時間働いても手が疲れない仕様になっています。仕事をする上で“疲れないための買い物”は長い目で見れば絶対に無駄にはならないです」とでも言って売るべきなのです。もちろん言葉だけではなく話すときのテンポなども関係してきますが、僕が何よりも伝えたいことは「値段を下げたり安く売るのは商品の価値を下げている行為と覚えろ。安物を売るだけの安い営業になるな」ということです。偉そうなことを言ってしまってごめんなさい。

 

 「そうだそうだ!」と思ってくれたクリエイターの方々、ありがとうございます。しかしながら僕も含めてあなた方にも問題はあるかもしれませんよ。まず座って下さい。

 まず前提として「売れるものを作っているか?」ということが重要です。勤めて3年は経験している方々に関してその点は問題ないかと思いますが、勤めて半年とかそれ以下とかその程度の勤務期間で営業やクライアントに文句を言うのはお門違いというものです。上司の教育や営業の態度など多くの要因はあるのでしょうが、一度制作したものを見つめ直して「それを自分で売りに行けるか?」ということを考えてみて下さい。行けるなら問題なし。営業をグーで殴ってもいいです。行けないなら原因を考えてください。スキル不足なのか、客の意図が不明瞭なのかわかりませんが、自分で探すべきものをある程度探すという作業を行ったのかを見つめ直して下さい。最低限でも行わないと営業に対しても酷です。安物を作るデザイナーになってしまったら素人に毛が生えた程度の「ちょっとデザインできる人」程度の扱いになってしまいます。バイトだろうが正社員だろうがモノ作りで、想像でお金が発生するという最高の感動を忘れないでください。僕らはプロフェッショナルです。意識を過剰に高く持てば見合わない分だけ負担にしかなりませんが、気を引き締める程度には意識を高く持つべきだと僕は考えます。

 

 営業やデザイナー、並びに広告関係者の方々に知っていただきたいのはこの業界を回しているのは広告ではなく人間だということです。そこにエゴイズムが介入すれば不要なヒエラルキーが発生したりと人と人の間に優劣が生まれ、苦しむ人間が出てくるのです。視点を広く持つだけの話です。だからそれぞれがそれぞれの都合で枠に嵌めないで、この業界が良い意味の自由がある形に変わっていけば嬉しいなと僕は切に願って止みません。

 

 退職を決意してからというものの宇宙を宛もなくさまようような不安と恍惚を味わいながら、職を辞すときを待ち続けている現状でございます。これを読んで不快に思われた方々は大変申し訳ありません。あくまで一個人の感想や思想と距離をあけてご理解いただけたら幸いです。

 僕は今の会社を辞めてもまたデザイナーをやりたいと思っております。だって自分がつくったものが街や雑誌や新聞などで飾られて誰かのためになるなんて、感動的じゃないですか。素晴らしい仕事なんですよ広告業は。だからこそ、本当に惜しい。

フリースタイルマンション・サッポロサイファーに参加します

参加するイベントの告知です。僕がいます。

活躍出来るかどうかはわかりませんが今ある全てを出し切るつもりでございます。

 

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■ サッポロサイファー(11月12日(土)夕方~夜くらいから)

どうやらMCバトルも行うようで楽しみでございます。札幌の大通り公園で行うそうなので凍死者が出るかもしれませんが、それもまた自然の摂理なのでございます。詳細については不明ですので、興味があるボウヤ達は公式Twitterアカウントをチェックしましょう。チェックしない人は一生知らないまま命を終えるのです。

 

■ MC松島&Jazadocument Presents 「 #フリースタイルマンション 」 (2016/11/20)

オープン:17:30- / スタート:18:00- / クローズ:22:00頃

会場:札幌Space Art Studio(http://spaceart-studio.com/)

 MCバトル優勝賞金 \50,000-

ゲスト -KEN THE 390 from DREAMBOY

-KOPERU(DREAMBOY)&ISSEI

-LICK-G

豪華ゲスト陣を招いた上で行うMCバトルメインのイベントでございます。主催者であるMC松島氏いわく体重100キロ以上の女性と身長2メートル以上の男性は無料だそうです。二人羽織で行きましょう。

どうやらゲストの方々のライブがある上に、バトルにも参戦するとのことで震えが止まりません。もちろん武者震いです。楽しみ過ぎて頭の中の端っこが弾け飛んでしまいそうです。ヒャッハァ!!!

バトルデビューする初心者の方々も大歓迎とのことですので、ぜひエントリーしましょう。エントリーしてみたい方は公式Twitterアカウントをチェックしましょう。チェックしない人は一生エントリーすることなく命を終えるのです。

 

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以上です。フリースタイルマンションのほうは参戦はせずとも観戦だけの方に向けたチケットもあるからお金がないチビっ子たちは何か悪いことをしてでも見に行きましょうね。

お久しブリです

日記

 久しぶりの更新に伴い、過去の記事をすべて削除しました。理由は合理性とは程遠いもので「なんか優れてるわけでもないのに過去のものを残すのって嫌」という気持ちが働いたからです。30日以内なら消しても復活できるそうなので、もし何か復活させて欲しい記事があったら復活させる方向で検討して断りますのでお気軽にコメント欄やTwitterなどでご連絡下さい。

 

 ここ最近の僕の活動といえばもちろん社畜生活を満喫しているわけでございますが、それと平行してフリースタイルラッパーになるべく勉強している毎日です。事の経緯を説明しますと、一週間前に何気なくYoutubeでフリースタイルラップのバトルの動画を見たんですよ。兼ねてからヒップホップという音楽に興味があれども僕はラップで大々的に闘う場があったことを知らなく「ラップで戦うってどういうものだろう」と疑問だったのです。しかし実際にフリースタイルバトルの動画を見てみれば頭の一部が何処かにトんでいくぐらいの衝撃が走りまして。自分よりも若い高校生からサラリーマンまで、マイクを片手に命を燃やしているんですよ。みんなギラッギラに輝いているんです。ディスの中にフローやライミング、各自のスタイルなどと言った様々な要素を盛り込んでいき会場を沸かせるのです。

 

 もともと僕はコピーライターとして活動していた過去や営業マンとして話すことがメインの仕事をしていたりしましたが、ラップはそれらとはまた異なる言葉の使い方へと昇華させていて、大袈裟ではなく「これはアートだ」と確信を得たわけですね。アートなのにエンターテイメント。こんな面白いものは無い。僕はそう興奮を隠しきれず、恥ずかしげもなく多くの人に言いました。「フリースタイルラップやるわ俺!」と。笑。

 

 実際にツイキャスなどでフリースタイルバトルをやってみたり、サイファーをやってみたのですが結局は僕なんてラップを始めて数日程度のクソみたいなMCでございます。恥さらしと呼ぶには相応なものをネット上にさらけ出してしまう結果となりました。が、それは逆に僕の情熱に火をつけましたね。そして思いましたね。「やっぱりラップって面白い!」と。

 

 ネット上で知り合った方々からは「やってみればいい」「向いていると思う」などと前向きな言葉を投げかけていただき、とても感謝しております。さすがにまだ友人とかに言う勇気はないですが、お見せしても恥ずかしくないレベルになったら「実は……」といった具合に言おうと思っております。それがいつになるのかはわからないけど。

 

 あぁ、あと仕事は辞めてそのうち東京行くことにしました。具体的な話は上司と相談した上で決めますが。ラップがしたいというのもあるけど、それよりも就職先を探すには東京のほうが有利と考えたためです。

 

 久しぶりの更新なのでこの辺で。近況報告でした。おやすみなさい。

 

集え。デザイナーという仕事の現実を教えるぞ

日記

デザイナーという仕事をしていると言えばさぞかしお洒落でアーティスティックな仕事をしているのだろうと連想する人が結構いたりするけど、僕に言わせればそんなことないから。デザイナーはみんな汗まみれで、眠気と疲労に耐えながらボロ雑巾みたいになりながらもパソコンに齧りついている。

 

例えばデザイナーと一口に言っても色々なデザイナーがいるんだよね。DTP(印刷物)、WEB、ファッション、空間、ゲームデザイナー。色々なデザイナーがいる中で僕はWEBとDTPを主に仕事しているわけなんだけど、もう毎日地獄よ。例えば今この記事を読んでいる君はペットボトルか缶か近くに無いかい。あるならそれの成分表示を見てごらん。文字と文字の間に変な隙間があったりするかい。無いだろ。文字が四角形で囲まれているデザインだったなら、その縦と横の間隔は均等だろ。それどころか文字と文字の間隔さえも均一だ。行間さえもそう。誤字も無い。それ、全部デザイナーの仕事な。僕らデザイナーってそういう「普通こんなところじっくりと見ねぇよ」という場所を毎日見ている。0.1ピクセルでもデザインがズレていたら直すし、客や上司から殺されるんじゃないかって勢いで怒られる。電車の広告だって乗客が何千人いたとして、その広告をじっくりと見る人は百人にも満たないかもしれない。それでもデザイナーはその広告をつくるために命削ってるわけ。なぜかって、そりゃデザイナーしか出来ないからよ。プロだからよ。

 

もちろん気が遠くなるような事だって毎日のように行うから、色々と具合が悪くなってしまう人間も会社に出てくるわけよ。以下、書き綴ることはウチの会社であった実話な。

 
◆女性社員の頭がバグって女子トイレ破壊
◆文字を形としか認識しなくなり一時間ぐらい文章が読めなくなる
◆「定時と終電の間の時間は心を無にする」と悟りを開く新卒が爆誕
◆自販機でコーヒーを買い、なぜかそのままトイレに直行してコーヒーの中身をトイレに捨てる
◆朝に「風邪ひきました」と上司に電話するも「何時頃来れそう?」
◆オフィスの自販機の半分はカフェインを含んだ飲み物(残りは水とお茶)
◆先輩、「デザイナーの三大栄養素はカフェインとニコチンとアルコール」と名言を残す
 
これらはほんの一部ね。もっとひどいところならもっとインフェルノだよ。「終電を超えてからが本番」って言う社員までいるぐらいだよ。僕が前にいた会社なんて朝に出勤したらデザイナーが給湯室にいてキュキュットで髪洗ってたよ。
 
「すっげぇよこれ! 髪の毛の汚れもキュキュっと落ちてる!」
 
もちろんそのデザイナーはそういう生活ばかりしてたから頭皮が本当にキュキュッとしちゃったんだけどね。どうだい。この話を聞いてもデザイナーってお洒落だと思うかい。体臭さえしなければ良い的なラインで清潔さを保っている死に物狂いの獣たちをお洒落だと思うなら君はたぶん原始時代の世界が原宿に見えるんじゃないかな。ちなみに僕はデザイン業界に入って2回入院しているよ。それでもデザイナーという仕事を続けている。
 
 
なんでかって?
 
 
 
そりゃ「僕、デザイナーやってる」って言ったら
 
 
 
 
 
お前らお洒落だって言うじゃん?
 
 
辞めたい
 
 

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元少年Aとメールで対決した

日記

ある日の深夜。仕事で疲れ果てて泥のようになっていた僕は、ネットである話題を目にした。

1997年に神戸連続児童殺傷事件を起こした元少年Aが、本を出版したらしい。

 

 

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タイトルは「絶歌」。事件当時の様子を赤裸裸に書き綴った自叙伝だという。

なんともアングラな内容だろうか、とSNSを見てみればその反応たるや凄まじいものだった。大半が批判的な物で、レビューを読んでみても「気持ち悪い」と答えている人が9割を占めていた。

 

「……読んでみるか」

 

不謹慎ながら、あれほど黒歴史としか言いようのない事件を起こした人間の思考回路を覗いてみたいという気持ちがあった。しかしながら元犯罪者に印税が入るのは些か気分が悪いため、最初から最後まで本屋で立ち読みすることにした。会社の少ない休憩時間を使って、僕は絶歌を読んでみる。

 

……うわぁ、こりゃひでぇ。

 

正直オラオラ系高校生の前略プロフィールでも見ているほうが恥ずかしくないほどの内容で、正直読む事自体を苦行と言わざるを得ない内容だった。なんだあれ? 一言でまとめたら頭がお花畑の犯罪者がキチガ○行為をして愉悦に浸っている事をだらだら書き綴っているだけのような内容だった。一応被害者家族に対する配慮を含めた文面もあったけど、8割が言い訳に近い表現や被害者を侮辱するような内容のオンパレード。正直これほど読んでいて気分が悪い本は無かったですわ。

 

クレームを言うことにした。しかし何処に? 出版社に送ったところで編集部のオッサンが静かに僕の手紙をシュレッダーにかけるだけになることは目に見えている。この地獄みたいな感想を書いた本人に伝えたい。なんとしても伝えたい。僕は元少年Aのホームページにアクセスしてみることにした。

 

 

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あった。

「ご意見、ご感想」を待っているということは、この僕の心の中にあるドロドロした感想を豪速球ストレートボールで送りつけてもいいんだよね?

僕は以下のメールを送りつけた。

 

 

「はじめまして。シラタマと申します。貴殿の絶歌を拝読させていただきました。

挨拶を抜きに感想を先に述べればあまりにも酷いものでした。あなたは施設で何を学んだのかと施設の人間とあなたに問いつめたい所存です。

あの本を出版された意図は何だったのか本当にわかりかねます。法的には既に罪を償ったあなたにこのような事を言うのは不躾が過ぎるかもしれませんが、一つの感想としてご了承いただけたら幸いです。本当に酷い内容でした。自己陶酔が過ぎて周りが見えていないのでしょうか?

自分が反社会的な人間であるご自覚はあるようですが、罪を犯した挙げ句それを語り草に本を出版されるような人間は反社会どころか生命体として終わっています。意味も無く生命を殺めるような生き物は人間以下の動物とでも言いましょうか。家畜以下の存在だと私は思います(あくまで私個人の感想と主観です)。

懺悔の念があったとしてもあなたが思っている以上に世界は慈悲深くありません。あなたが犯した罪を許すのはあなたと同じレベルの人間のみです。一度しか無い人生を、あなたは一瞬の子供じみた快楽で棒に振ったのだな、とも思える内容でした。反面教師には良いかもしれません。僕は何度生まれ変わってもあなたのようになりたくないという決意が強くなりました。その点に関してはありがとうございます」

 

 

やっちまった。

 

 

というか、書いていて気づいたけどこれって問い合わせのメールがめちゃくちゃ来ているだろうからこんな長文読まないんじゃないだろうか。しまった、時間を無駄にした。僕は送信ボタンを押した後にノートパソコンを閉じて、眠りに就いた。

 

そんな事も忘れかけていた数週間後。変化が起こった。

 

いつも通り帰宅してノートパソコンを開き、メールボックスを見てみると個人のメールアドレスからメールが来ていたのである。「また未亡人とセックスしたらお金貰える系のメールか?」と思いながらメールを開くと、本文にはこう記されていた。

 

 

 

 

 

「メールありがとうございます。元少年Aです。

あなたの感想はありがたく読ませていただきました。

ありがとうございました。」

 

 

 

 

 

えっ?

すごく間抜けな声が出た。何度見もした。じわっと手汗が染み込んできて、手足の温度が少しずつ冷めていくのを感じた。

タバコに火をつけて、気分を落ち着かせる。待て待て。これ本当にあの元少年Aか? 偽物じゃないか? でも偽物が、僕がメールを送ったことを知ってるわけないもんな。っていうかメールアドレス、送信したアドレスと同じだわ。OKわかった。これガチだ。

頭の中の整理が終わると同時に、文面を読み返してある点に気づいた。俺が送ったメールの内容に一切具体的に触れてない。 つまりこれはメールを送ってきた人間だけに返したコピペの可能性が高い、と踏んだのだ。

 

「あんだけの長文を送ったのに読んでないの?」とメンヘラみたいな事を思いながら、僕はある行動に出た。その返信メールに返信したのだ。

 

「ご多忙の中の返信、ありがとうございます。

しかしながらあまりにも無機質な返信で肩透かしを食らった気持ちは否めません。

本当に僕のメールを読みましたか? まさか自分は好き勝手に本を書いておきながら、他人の文章には一切目を通されないような大人にあなたがなってしまったとは思いたくはないのですが。

誠に恐れ入りますが、以前にお送りしたメールを真剣に読んでください。よろしくお願いします。」

 

僕の性格の悪さがにじみ出る文章で、読み返したくもないのでさっさと送信した。きっと元少年Aがこれを読む事は無いだろう。

 

そう僕は思っていた矢先、数分で返信が来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何に答えてほしいんですか」

 

 

 

 

これだけ。

 

 

 

怖すぎない!? 全身の毛穴が、ブワッてしたよ!! 髪の毛とかもジブリみたいにブワッてなったよ!!

だって僕が今メールを送っている相手ってガチもんのアレだよ!? マジで関わっちゃいけない類いの人間だよ!?

 

しかし疑問系でメールが来たということは返さなければいけないという日頃の社畜精神に火がついてしまったために、僕は以下のように返信した。

 

「質問ではなく、あなたの本を読んだ感想をお送りしたので反応が欲しいのですが。

ハッキリ言って最初は批判的な内容でメールをお送りしましたが、仮にあなたが絶歌にも記していない一面があって、同情の余地が数ミリでもあれば僕の考え方も変わります。僕は単純に真実が知りたいだけです」

 

 

 

 

 

あーもう駄目だ。死んだわ俺。もうそれが真実だわ。

考えてみりゃなんで更生施設に入った人にあんなメールを送ったんだろう。普通に「つまんなかった」で終わっていつも通り暮らせば良かった。読者の皆様すみません。次、僕が皆様にお会いできるのは新聞のお悔やみ欄ですわ。

 

そしてね、返信が早いんだよね。元少年A。もう返信来たよ。手が震えるわ。暇なのかコイツ?

 

 

 

 

 

真実なんてどこにも存在し得ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

は?

 

すみません。僕に学が無いからでしょうか。言ってる意味が全くわかりません。

逆にこれだけの単文でこれほど僕の頭上にクエスチョンマークを浮かべたらもはや魔法ですわ。きっともうあれだ。僕とこの人は見ている世界が違うんだ。僕は少しだけ冷静になれて、次のように返信した。

 

 

 

 

あなたが法を犯して捕まったのは真実でしょう。

ただ現実から目を背けているだけじゃないですか。

 

 

 

なにしてんの?

なにしてんの僕?

 

 

送信ボタン押した後に我に返ったよね。マジで何してんだ僕。

つい感情的になってしまい、本音をぶつけてしまいました。はいやっちまったー。amazonで練炭でも買ってくるわ。そんで一酸化炭素が充満した部屋で僕が「戦争反対」とか言う動画をYOUTUBEにあげて世界平和に貢献して死ぬわ。

そんなことを考えていると、返信が来た。

 

 

 

 

目を反らしていないから私は絶歌を書いたのですが。

 

 

 

 

 

……すげぇ。一瞬正論に見えたけどこの人全然関係無い話を持ってきてるだけだ。

感覚が麻痺してきたのか、僕が返信するスピードもあがってきた。

 

 

 

 

あれはただの過ぎた自己陶酔です。本当に現実と向き合っている人間ならば罪の重さを自覚して慎ましく生きるのが理想だと思うのですが? 正直あの内容を見てその返信を見ても劇場型のバカにしか見えないんですよ。自己顕示欲と自己陶酔を捻られてるだけです。遺族の方を刺激するような事を行っているあなたは施設から出てもなお少年のままじゃないですか。なぜ真面目に働いて静かに暮らす事ができないんですか? 働くことができないんですか? 印税で暮らそうとお考えになられたのか知りませんが、あれじゃあなたが18年の時を経て何も成長していないのを露呈しているのと変わらないと思うんですよ。自分の異常性を自覚されるのは結構ですが、それで開き直るなんてバカでもできることじゃないですか。そうやって死ぬまで生きていくんですか? もうこれが質問でいいです。答えてください。あなたはそうやって誰にも評価されないことをし続けて死ぬまで生きていくんですか?

 

 

もう、ここまで来たらね。思った事を全部ぶつけるよね。

あとは静かに彼からの返信を待ちます。どんな内容でも受け入れます。むしろここまでメールでやり取りができるとは思っていなかったので、自分が本を読んだ感想を彼に直接ぶつけることができただけよしとしますわ。

 

 

そして、返信が来た。

 

 

 

無益な遣り取りはもうしたくありません。

そこまでご不快に思われるなら私のホームページを始めとした創作物を見ていただかなくっても結構です。

 

 

 

答えろや!!!

何に答えればいいのか聞いておきながら答えないのかよ!! イエスかノーかだけ答えればいい話だろうが!!!

 

これ以降、彼からの返信は無かった。

まさか今回、世間を騒がせている彼と直接的にコンタクトを取ることはできなかったけど、一石を投じることができました。質問に答えず逃げた彼との対決は便宜的に言えば勝ち……なのでしょうか。

どうやら彼は有料のブロマガでまた金を稼ごうとしているようなのですが、彼を止めない限り社会的な勝ちはありえないんでしょうね。

 

しかしながらこれ以上関わってもろくなことが無いと思うから、これにておしまい。